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NEW!!【フルート】キィ・Eメカ・トーンホールとは?仕組みを知ってもっと上達しよう

さとみ

こんにちは♩フルート奏者の今田聡美です。本日もブログをご覧いただき、ありがとうございます⭐️
こちらのブログでは、フルートのこと、日常のこと、教室のことなどを書いています。よかったら最後まで覗いていってくださいね!

フルートは、シンプルに見えても実は精密な楽器です。前回から紹介している「胴部管」(主管)は特に精密な部分です。

そんな胴部管には「キィ」「Eメカ」「トーンホール」が関係しており、「それぞれ名前は聞いたことがあるけど役割を知らない」という方も多いと思います。

「Eメカって何のためにあるの?」

「トーンホールの引き上げやハンダ付って何?」

と思った方のために、初心者にもわかりやすく、写真付きで解説していきます!

フルートの仕組みを知れば、もっと演奏が楽しくなると思います。また、楽器選びの参考になると思いますので、もうフルートを始めた人も、これから始めたいという方も、ぜひ最後までご覧ください!

前回の記事はこちら

目次

1. フルートの「キィ」について

フルートの「キィ」とは

フルートの胴部管には音を変えるための”キィ”が集中しています。

リコーダーをイメージしてもらったらわかりやすいと思いますが、リコーダーは管に穴があいており、その穴を直接指で塞いで音を変えますよね。

フルートは、その穴にフタのようなものがついており、それを”キィ”と呼んでいます。キィを指で押さえることで穴が塞がります。指を離すと穴が開き、その操作でいろんな高さの音を出します。

キィの名称について(主要な4つのキィ)

胴部管にはたくさんのキィがありますが、実はそれぞれに名前がついています。ですが、いきなり全部を覚える必要はないです。

ここでは、普段のレッスンの説明などでもよく出てくる、重要なキィを4つ(トリルキィは2つをまとめました)に絞って紹介します。

  • ブリチアルディキイ:シ♭出すキー。♭系の曲や音階を演奏する際に使用すると便利
  • Bキー: シ♮を出すキー。ブリチアルディキィの隣にある
  • Aisレバー:Ais(ラ♯)を出すレバー。これが使えるとかなり指周りがスムーズになります!
  • Dトリルキー・D#トリルキー: トリル(tr)という、ある2音を素早く交互に演奏する奏法で使用するキー。

初心者の方は、まずこれらのキーの位置と役割をしっかり覚えることで、演奏がスムーズになります♬
1・2・4は問題ないと思いますが、3のAis レバーに関しては使えていない人がとても多いです。

Aisレバーを使いこなせると、指周りがとてもスムーズになるので是非使ってください!

私のレッスンでは、Hdurスケールを習う時が来たあたりで、このキィを紹介しています♩

2.フルートのEメカニズム(Eメカ)について

フルートのEメカとは?

Eメカ(Eメカニズム)とは、フルートの第3オクターブのE(ミ)を出しやすくするための構造のことです。

フルートは、構造上どうしても第3オクターブのE(ミ)の音が出しにくくなっており、

特に初心者がその音を出すのは結構難易度が高く、それを補助してくれるものです。

写真を見ていただいたらわかるかと思いますが、キィとキィの間にある棒のようなもので、これは特に操作するものではありません。ついているだけです。

Eメカ付きか、そうじゃないかは、だいたいこうやって↓区切られています。

カバードキィ、オフセットの組み合わせ→Eメカは標準でついていることが多い。

リングキィ、インラインの組み合わせ→Eメカはオプション(別料金)になることが多い。

後者を選ぶ=つまり中上級者なので、EメカがなくてもEを鳴らす技量があるとも言えますしね。

「つけられるならつけたら良いじゃん!」と思われるかもしれませんが、Eメカにも一応メリット・デメリットがあるので紹介します。

Eメカのメリット

• 高音のEが出しやすくなり、初心者や中級者でもEの音に自信が持てる
・上級者でもEメカがあれば、難しいパッセージの時でも確実にEの音が当たるので安心

Eメカのデメリット

• 部品が増える分、わずかに重量が増す
・スケールの響きが変わる
・Eメカがあることで使えない替え指がある
• Eメカなしのフルートに移行した時、Eの発音に苦労する可能性がある

プロや上級者の中には、Eメカなしのフルートを好む人もいますが、初心者・中級者にとっては、Eメカがあることで演奏のストレスが軽減されるため、最初のうちはEメカありの方が良いと思います。

3.フルートのタンポについて

フルートのタンポとは?

タンポはと、キィの下に取り付けられた円形の部品で、トーンホール(穴)を密閉する役割があります。タンポのおかげでトーンホールを確実に塞ぐことができ、息漏れを防いで安定した音を出すことができるのです。

物にもよりますが、フェルトのような柔らかい素材でできているものが多いです。

タンポはこんな部品です

そのため、湿気や温度の影響を受けやすく、時間が経つと変形や摩耗が起こるため、数年に1回程度、リペアマンに交換してもらうことが必要です。

(タンポはネットにも売られていますが、間違っても自分でつけ外ししないように!)

タンポをなるべく長持ちさせる方法

タンポの交換はそう滅多にあるものではないですが、1回あたり数千〜数万かかることもあります。

なので、なるべく長持ちさせたいですよね。そのためにも私たちにできることは2つあります。

  • キィをおさえるときに、なるべく優しくおさえる。
  • 毎日のお手入れを確実に行う。

この2つです。

まず1つ目、演奏の際に、指に力を入れてキィをギュッと押さないことが大切です。
楽器の調性が狂っていなければ、キィはやさしくおさえるだけで大丈夫です。
力が加わることで、タンポの変形・摩耗が早くなってしまうので気をつけましょう!

そして2つ目毎日のお手入れを確実に行うことです。

練習していると、管体に水滴が溜まると思います。特に冬場はすぐに溜まります!それをこまめにガーゼ・スワブ等で取ること。(せめて練習を終える時は必ず!)

あと、たまにキィから水滴が漏れてくることがあります。漏れていなくても、毎回楽器を片付ける時に、クリーニングペーパーで優しく水分を吸収してあげると良いです。

キィの下にペーパーを挟んで優しくトントン!

おすすめのお手入れグッズはこちらにまとめていますので参考にしてください。

4.フルートのトーンホールについて

フルートのトーンホールとは?

トーンホールは、管体に開けられた穴、音孔のことです。(この穴を塞いでいるのが、先ほど紹介した”キィ”です。)

特に覚える必要はないのですが、トーンホールの高さや形状にも名称・特徴があります。

  • ドローン(引き上げ式)
  • ソルダード(ハンダ付式)

の2種類です。(楽器のカタログをご覧になった方は、「引き上げ式」や「ハンダ付」などというワードを目にしたかもしれませんね!)

ドローン(引き上げ式)は、管体から直接引き上げて作られるため、接合部が滑らかで、軽やかで明るい音が特徴です。初心者モデル〜セミハンドメイドモデルは大体こちらです。

ソルダード(ハンダ付式)は、別の金属をハンダ付けして作られるため厚みがあり、芯のある深みのある音が出るとされています。音の立ち上がりにも優れており、ハンドメイドフルート以上で適用されることが多いです。

このあたりは、セミハンドメイド〜ハンドメイドフルートのどちらにしよう?と迷っている方は、注目してみても良いかもしれません。音の立ち上がりや音色にも若干の影響がある部分です。

まとめ

いかがでしたか?今回は胴部管のパーツや形状について絞ってお伝えしてみましたが、改めてこれだけのパーツや名称があり、自分でも書いていてその多さに驚きました。^^;(まだまだありますが)

また機会あがれば、他の部分も紹介できればと思います!楽器選びや、フルート演奏のお役に立ちますように(^^)!

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さとみ

最後までお読みいただきありがとうございました!
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