突然ですが今日は、私の使っていた歴代フルートを紹介します🌟
中学からフルートを始めて、今が3本目のフルートです。選ぶポイントなども紹介するので、楽器の購入を考えている方の参考になれば幸いです☺
歴代の相棒フルートたち
フルートを始めてから現在まで、今まで使ってきた3本のフルートたち。
- 1本目(12歳〜)ヤマハ (YFL-311)オフセット・カバード・C管
- 2本目(17歳〜)アルタス(1207R)インライン・リングキィ・C管
- 現在~アルタス(AL)ハーフオフセット・リングキィ・H管
順番に紹介しますね。
1本目:ヤマハ(YFL-311)オフセット・カバード・C管
ヤマハのYFL-311。よく鳴るとてもいい楽器でした。(今でもいい音で鳴ってくれます!)
お値段は当時で13万円くらいだったと思います。
なぜ買ったかというと、吹奏楽部入学当時、フルートをやりたいとなると
楽器を買わないとフルートパートになれなかったのです。(学校の備品フルートが少なくて)
顧問の勧めでパールかヤマハと言われ、結果ヤマハの311を買ってもらいました。
ヤマハはとても信頼しているメーカーの一つです。(回し者ではありませんw)
主観ですが、ヤマハは個体差が少ない気がしています。
どれを吹いても素直に鳴ってくれるので、変な癖がつかないし、初心者向けの楽器の中でもかなりお勧めできるものです。
(パールのこれくらいの値段のものは個体差が大きいと聞くので、買う際は試奏必須です。)
※現在、YFL-311は生産完了となり、同等クラスで、YFL-312が販売されています
2本目:アルタス(1207R)インライン・リングキィ・C管
そして2本目を購入したのは高校2年の春でした。
ちょうど、「音大に行きたいなー」と考え始めた頃です。
1本目のヤマハは初心者モデルだったし、音大行くなら総銀の楽器が欲しいな〜と思いました。
当時、個人レッスンに行ってましたが『このメーカーにしたら?』など先生からの勧めはなく、
行く楽器屋さんだけ指定されて、何もわからない母親と2人でその楽器屋さんに行きました笑
アルタスを選んだ理由
予算だけ決まってたので、その中から購入できる範囲で色々なメーカーを試しました。
でも正直あの頃の私には、楽器の差なんて分からなかったのです・・・。
そこで決め手となったのはこんな想い。
誰ともカブりたくないんだよなぁ…
どういうことかと言うと、当時所属していた吹奏楽部のフルートパートには
先輩後輩合わせて約10名おりまして、メーカーが皆バラバラだったのです。
ヤマハ
パール
ミヤザワ
サンキョウ
ムラマツ
という感じ。(他にもパウエルやら色々メーカーはあるけど、総銀モデルで買おうと思うと予算オーバーだったので除外)
そこで、予算内で買える総銀で尚且つ他の人と被らないもの、と絞ったところ アルタス があったのですね。
↑この話を大人になってからアルタスの担当者にすると
『そんな理由でウチを選んだ人初めてです』と言われました笑
お値段は確か44万~46万くらいだったと思います。
今思えば高校生の分際で、あんな高いものを
なんの知識もなく、よく1人で決断したなぁ‥‥と😲笑
みなさんは信頼できる方に相談してくださいね(笑)
そんなこんなで高校生の時に購入したのアルタス。
初めてのインライン・リングキィで結構苦労しました。
しばらくは、穴を塞ぐシリコンを入れてました。(特に右薬指)
写真を見ると今でもシリコン入ってますね。Eメカもついてなくて、これも苦労しました。
まぁでも高2〜大学卒業しばらくまで、長いことよくもってくれました。
当時は、周りと被らないから〜と理由で選びましたが、アルタスが本当に吹きやすくて。我ながらこの選択は本当に正しかったなと思いってます。
3本目:アルタス(AL)ハーフオフセット・リングキィ・H管
実は私、音大を卒業してしばらくフルートと離れていた時期がありました。
新卒で一般企業に入社し、5年ほどです。
でもやっぱりフルートでやっていきたい!と思い、正社員時代に貯めたお金で心機一転!新しい楽器の購入を検討しました。
その時検討したメーカーは3つほど…。
銀にこだわらず、一応ゴールドやプラチナも試奏しました。
けれど…やっぱりアルタスが気になってしまう!!
そして、アルタスの中でもこだわりがたくさん詰まったALを購入することに!
1番、好きな音色に近い音が出たのもあります。
この時は誰のレッスンも行ってなかったので、また勝手に1人で決めたのですが
あとから先生にこの話をすると、こちらもまた驚かれます^^;
よい子のみんなは先生に相談してね!
とにかく楽器を買う時は信頼出来る方に相談しましょう。笑
ちなみにもうちょっと、メーカーの幅広げても良かったかなぁと思っています。
マテキやフルートマスターズなど、色々あったのに…でもそれはまた次回かな🤣
でも今の楽器にしてから、音色を褒められることが格段に増えました!1,2年目は全然鳴ってなかったですけどね。
正直、前の楽器の時は音色を特別褒められることなんて特になかったんですよね。
音色って、人によるから『私はいい音を持っていないんだ・・』なんて思ってたのですが
やっぱり楽器で変わるんだなぁと実感!
まぁでも、音色を褒められた時に「楽器が良いんだ」と思われるとちょっと嫌ですけど(笑)
相性だと思います!
楽器選びのあれこれ
余談:周りの音大生が使っていたフルートの平均価格
2本目のフルート(アルタス1207 当時45万程度)を買ったとき、すごくいい楽器を手に入れた〜!
と思って音大に入りましたが、やっぱり上には上がいました。
もっともっとランクの高い楽器を持ってる人がわんさかいて、ちょっとショックでした笑
最低でも60万~で、ゴールドは少数ですが、いました。
私はもしかすると1番安い楽器だったんじゃないかな。
まぁでも「本人の実力次第だし!と思ってたので、当時はそこまで気にしていませんでしたが←強がり
先生からは「暗めで渋い音色だね」と言われてて、今とは真逆。
それも楽器の持ち味なのかも。
ハーフオフセットとは
フルートの”キィの並び”の話です。
私の3本目のフルート、実はインラインでもオフセットでもなく、その間の「ハーフオフセット」なんです。
ちょうど左薬指の部分が、すこーしだけ下に下がっているのがわかると思います。「オフセット」だと、さらにもう少し下に下がります。
どうやら、ハーフオフセットは限られたメーカ―しか作ってないそうです。それに、ある程度ランクの高い種類じゃないと選択できないメーカーも。
でも正直、私は2本目の時に普通にインラインで吹いてたので、わざわざハーフオフセットにしなくてもよかったかなぁと思っています…。(次買うならインライン!)
今までオフセットで、いずれインラインにしたい!という人が
・移行期間としてハーフオフセットにするとか、
・オフセットも吹きにくいしインラインも吹きにくい!
という人にはいいのかもしれません。
良い楽器を吹くと上達が早い?
”いい楽器は自分の上達の後押しをしてくれる”
というのは間違いないと思います。(自分にとっての”いい”楽器という意味)
初心者モデルを使ってた時に、音の立ち上がりがクリアじゃないとか、(ここはやはり技術が必要で)音がこもる。 とか、色々悩んでいた時期があるのですが、今の楽器はそのへんも上手くいくんですよね。
で、今初心者モデルを吹くとなんの問題もなく音も立ち上がるし、こもることもないんです。
これはいい楽器を吹いてる間に、いい感覚を掴んだからだとら思います。
私がもっとセンスよく上達出来ていれば前の楽器でもなんの問題もなかったんでしょうけど、残念ながらそんなものはないので楽器に助けられた感は半端ないです‥‥笑
ただ、1本目、2本目を吹いてた時に、どうやったらうまくいくかなーーーと試行錯誤中していたあの10数年は
とても意味のあるものだったと思っています。
あの頃があるから今の楽器とやっていけてるのかもしれません!
後述しますが、完全初心者の方はなるべく洋銀など、音が出しやすいフルートから始めることをおすすめします。
ゴールドや、ちょっと高めのハンドメイドフルートは鳴るポイントが狭くて苦労しやすいです。
オススメの「フルートの選び方」
私がおすすめする楽器の買い方は
・初心者はまず入門モデル(頭部管のみ銀製)から始める
・慣れたら、総銀や、もしくは金などを考えてみる
です。
総銀はともかく、いきなり金やプラチナを買うのはあんまりおすすめしないかなーと思います。
鳴らすのにコツも技術もある程度必要なので、結構へんな癖がついてしまうパターンの人が多いです。
まずは素直に吹けば鳴る楽器で慣れて、その間にコツコツお金を貯めて、あとは好きな楽器を買ったらいいかなと思いますよ!
けど、どうしても欲しい楽器があるならいきなりチャレンジもアリだとは思います。
高い楽器を買うのはなかなかの決断が必要ですが、私は思い切って新しい楽器を買って、更にフルートが好きになったし、勉強意欲も断然高まりました。
やっぱり自分が好きな楽器、吹きたい楽器を吹くのが一番ですね💓
しばらくは今の子を大切にしていきたいと思います!
と、いうことで歴代フルートの紹介でした。
楽器選びについては過去にブログでも書いてますのでご覧ください♩
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