マリオ・ブルーノさん演奏会へ行った感想♪知らない曲に出会えるのが好き。
金曜日はアンサンブル神戸さんの定期演奏会へ♪
神戸国際フルートコンクールで優勝された「マリオ・ブルーノ」さんが出演されるとのことで伺いました。
フルート協奏曲3曲、間にオケのみの曲が2曲の計5曲。
あっという間でした!
なかなか聴く機会のない曲目もあり、貴重な演奏会だったと思います。
マリオ・ブルーノ プロフィール・使用楽器について
マリオ・ブルーノさんは、第10回神戸国際フルートコンクールにて第1位, 特別賞・現代曲演奏特別賞を受賞されました。
現在はミュンヘン音楽大学のExcellence in Performanceコースにてアンドレア・リーバークネヒト氏に師事し、カッセル国立管弦楽団の首席フルート奏者を務められています。
賞歴もたくさんおありですが、最近では第77回ジュネーブ国際コンクールフルート部門でも第2位を受賞された、今最も勢いのあるスーパースターです!
ちなみにチラシでは木管フルートを持っていたのですが
今日の演奏会ではゴールドのフルートでした!
どうやらムラマツの14Kみたいです(ムラマツのサイトに載ってました)
私は今回初めて彼の演奏を拝聴しました。2年前にチャンスがあったのですが、骨折してしまったため聴きに行けず…2年越しに念願叶いました。
マリオ・ブルーノさんは一言で「本当にカッコいい!!」です!笑
颯爽としていて、勢いがあり、スケールが大きい!
安定感も素晴らしく、バロックという形式の中で自由に表現されていました。でも何をやってもブレない感じ。。。
そんな自由なマリオ・ブルーノさんを支えるアンサンブル神戸のみなさま…
すごく響いていて、イキイキしたサウンドが心地よかったです。
ファンの方もたくさん来られていました。
プログラム
A.ヴィヴァルディ:フルート協奏曲 二短調 Op.10 n.1 海の嵐
J.パッヘルベル:3つのヴァイオリンと通奏低音のためのカノンとジーグPWC37
G.P.テレマン:フルート協奏曲 ト長調 TWV51.G2
J.ハイドン:交響曲第55番 変ホ長調「校長」
M.ハイドン:フルート協奏曲 第2番 ニ長調MH105
2曲目のパッヘルベルのカノンは、もう誰もが聞いたことのある曲だと思いますが、
実はカノンは1曲のうちの前半部分で、後半の「ジーグ」とセットで1曲だそうです。私はそれを知りませんでした…。
後半もとても綺麗なのに、前半のカノンだけが超有名になってしまったんですね。
(Youtube貼っておくのでよかったら聴いてみてください)
J.ハイドンの弟、M.ハイドンのフルート協奏曲は初めて聴きました。明るくて聴きやすい優雅な曲でした。
(Youtubeでも聴けます。2楽章を貼りますね。とっても美しいです!)
メジャーな曲ばかりの演奏会より、私は今回のような
あまり知らない曲が聴ける演奏会の方が、最近好きだなって思います。
「世界のフルーティスト」という、有名なフルート奏者のインタビュー記事をまとめた本を持っているのですが、そこに
「日本で演奏するときはプログラムをよく考えないといけない。マイナーといわれる曲にしていしまうと、集客に困るからと断られることがある」と、ある奏者が言われていました。
メジャーなプログラムの方が集客できる。それもわかるんですけどね〜…!
私は知ってる曲ばかりより、知らない曲ばかりの方が興味そそられる。新しい曲との出会いも、演奏会の醍醐味ですよね。
私の師匠である伊藤公一先生は、あまり知られていない曲をよく取り上げられています。
また、憧れであるローナ・マギーも同じくです。(12月に京都でリサイタルがあるのでぜひ〜!)
アンコールは現代曲!
演奏会はオールバロックプログラムでしたが、アンコールはフルートのソロでなんと現代曲を演奏されていました!!
フラッターやスラップタンギングなど、数々の超絶技巧にお客さんが湧いていました。笑
あぁいうのは、曲の中身がわからなくても素人の方からしたら「面白い」んでしょうね!
それに、ひたすらバロックを聴いてきたので最後に真反対の演奏が来るとそのギャップがありますしね。
そのアンコール曲名がわからずで、ちょっと悔しいのですが…誰か知っている人がいたら教えてください。。
コロナ禍でパッタリ海外の演奏家が来られなくなった数年がありましたが、徐々にその機会が増えつつあって嬉しいですね!
来週はアドリアンとユ・ユアンが豊中に来られますし、他にもクイケン、シャロン・ベサリーの演奏会もありますね。先述しましたが京都にローナ・マギーも来られます!
こちらが海外へ行くことを考えたら、破格で演奏が聴けることになるので、笑
そのような機会にはなるべく足を運ぶようにしています。
皆さんのおすすめ演奏会があったらまた教えてください♪
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