教える側が意識したいこと②-フルート上達への道-
先日ブログで、「生徒に何でもかんでも教えるのではなく、正しい方向に導く事、ヒントを与える事が先生の役割だよね~」
というお話を書きました。(前回の記事見てね)
教える事と、導く事…。
これは、ティーチングとコーチング
という言葉で区別できるのでは、ということに気づきました💡
ティーチングとコーチング
ティーチングとコーチングの違い
なんか聞いた事ある言葉だなと思いましたか?🤔💡
そういえばスポーツの世界では指導者のこと、よく「コーチ」っていいますよね。
まさに、上達に導く存在であり、技術面だけでなくメンタルのケアもなどもしているイメージがあります。
でも、音楽の世界ではあんまり聞かないですよね。
断然、先生が多い…。
いや、師匠か!
ティーチングとコーチング…。似ているようで違いますね。
なんとなく、学校の座学の授業=ティーチング
スポーツや芸術のレッスン=コーチング
のイメージがあります。
「使い分けられている」なんて意識したことはありませんでしたが
気づかないところでそれぞれを受け取っていたようです。
芸術のレッスンって、公式がないし答えも一つじゃないし
どうしても感覚的なことが多くなるし
人によって伝え方も解釈の仕方も全然違うし…。
だから、余計に「その人の内面」に寄り添うことが必要なんだなぁと改めて思いました。
生徒さんの性格や思考のクセを考えてあげないといけないというか…。💡
そんな気がしました。
生徒と先生のいい関係
上達が早まるサイクル
ここまで色々書いて来て、先生が「気づき」を与え、生徒が「気づきをもとに実行する」
というサイクルがいい感じに回っていると、上達も早いのではないかと思いました。
それは先生と生徒として、とてもいい関係だと思います。
(知識ではなく「気づき」を与えるところがポイント)
先生が与えても、生徒が実行しなければ上達は見込めないし
逆に生徒が頑張っても先生から何の導きもなければ、よっぽどその生徒が天才じゃない限り
上達することは難しいのではないでしょうか。
(「教える側も勉強が必要」と言われる理由はここにありますね。)
当たり前の話ですが😅
自分のサイクルを確認する
『最近、レッスン通ってるけどあまり上達しないなぁ…』と感じている方は、
「先生のお話から、自分はちゃんと気づけているか、そして行動しているかな?」
「先生は自分の質問に対して何て答えてたかな?コーチングしてくれる存在かな?」など、
指導と行動、双方のバランスを思い返してみてはいかがでしょうか。
受け取るばかり、ではもったいないし…。
と、自戒も込めて書きます(笑)
まとめ:教える側にとって最も大切なこと
そろそろ、この「教える側シリーズ」(?)まとめたいと思います。
色々書いてきましたが、教える側にとって最も大切なことは…
①やればできる!を経験させること
気づきを与えて実行してもらい、
「やればできるんだ」という事を経験させてあげることが大切なんだな、という結論に至りました。
そのために、コーチング寄りの指導をすること。
前の記事でいう、自転車の補助の話ですね。
「できる!」ということが感じられれば、自己肯定感もUPして色んな事にチャレンジする気持ちが芽生えますよね。
「あの曲もやってみたい」「人前で吹いてみたい」「こんなことできるようになりたい…」
などの意欲は上達に欠かせませんから…☺
②個性を大切にすること
個性に関しては、このシリーズではあまり触れられませんでしたが
ティーチングではなくコーチング寄りの指導をし、
生徒自ら考えて行動する、ということができていれば
おのずと個性が出てくるはずです。
ここまで、本当に当たり前じゃん!ということしか書いていなかったかもしれません。
しかし、今まで自分が聞いてきた話で、自分の価値観を押し付ける先生っているみたいなんですよ。
(10年ほど前の話ですが、私の師匠が「あの先生の生徒はみんな同じ吹き方するよね」って言っているのを聞いた事があるくらいです😂)
だから、上手くなったとしても解釈から吹き方、何から何まで先生のコピーでは意味がないんですよね。
それぞれに「個性」がありますから、そこをうまく伸ばして「みんな違ってみんないい」になるといいですよね。
えぇ、、それは先生にとってもっとも高度なスキルかもしれませんが…。
(それに先生のコピーになっている時点でかなり上手いのでは、とも思いますが😂w)
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こういう話って正解は1つではないし、まとめるのは難しかったです。
また、「これも大事かも」って気づいたことがあったら随時更新していく予定です。
ここまではいくつか、教える側の話を書いたので
まだ別の機会に、教わる側にフォーカスして書いていきたいなと思っております♪
今日も読んで下さりありがとうございました🥰