京都にて中国茶の勉強
11月末、京都の建仁寺であった中国茶の会に参加しました🍁
完全なプライベート日記になるかと思ったけど、まさかの色々と音楽にも活かせられることがあったのでそれを書いていこうかと☺
わたし実は、この自粛中に新しくハマったことがあり…それが「茶🍵」なんです!!
お茶 といえば、茶道🍵のイメージがあるかもしれませんが…そうではないんです。
紅茶、コーヒー、ハーブティー、中国茶、日本茶など、幅広い意味での「お茶」について勉強したんです。
その業界では、まとめて「ティー」と呼んでるんですけどね。
好きになると勉強したくなる性格なので、資格も取りました。笑
その話はまたのちのち…。
ということで、私にお茶を教えてくれた先生と一緒に参加しました😋
紅葉が美しい秋の建仁寺
ちょうど紅葉も深まってきた時期で、京都市内はすごい人で💦
しかもこの日、京都についた瞬間すごい雨が降ってきて…コンビニで傘を買ったと思ったら、建仁寺についた時にはめっちゃ晴れてきて…
また、帰るころには豪雨…という不安定な天気で☔
けど、建仁寺にいる間は晴れてくれたおかげで美しい写真が撮れた☺
中国茶の分類、種類
お茶は淹れる人によって味が変わる(らしい)
中国茶の会は、その界隈でもすごく有名らしい先生(70代くらいの男性)が講師で。
私は、中国茶 美味しいからもちろん好きなんだけど、カフェイン入っているし、普段からあまり家で飲んだりはしてなくて😅(カフェインに弱い;)
けど、私のお茶の先生が「生きてる間にあの先生の淹れたお茶飲んだ方がいいよ!」との事で、参加してみた!
作り方や生産地など、色々載った資料と共に…。
難しいことは分からないけど、有名な先生が淹れてくださったお茶を実際に頂いてみたら…本当にめちゃくちゃ美味しかった~😍
中国茶といえば香りが良いお茶 なイメージですが、本当に香りがよくて。キツくなく、弱くなく。
味ももちろん美味しい!ふんわりしてた。お茶って誰でも淹れられるんだけど、本当に淹れる人によって味が変わるんだ…
お茶を入れる時、何分蒸らすとか、お茶によってお湯の適温も違うのだけれど(これは勉強した)そんな決まりを越える何かがあるんだろうな。
中国茶の飲み比べ
今回いただいた6種類のお茶はこちら。
- 武夷岩茶の仏手
- 武夷岩茶の鉄羅漢
- 安渓鉄観音の南崎鉄観音
- 安渓鉄観音の祥華鉄観音
- 鳳凰単叢の銀花香単叢
- 鳳凰単叢の夜来香単叢
なんだか聞きなれない名前ばかり。とりあえず試飲。
もちろん、武夷岩茶と安渓鉄観音が違うのはわかる。けど、①&②、③&④ それぞれの違いが分からない😂💦
さすがにここまで中国茶を詳細には勉強してないので…。けど、こういうのにまず触れてみるのが大事で…今分からなくても、いつか理解できる日がくるはず😀
(まぁ、味の識別が目的ではないしね😋とりあえず頭の中に、点がたくさんできた。いつか線になれ!笑)
しかしビックリするのが、これ①~⑥全部「烏龍茶」なんですよ〜😲
コンビニとかで売ってる烏龍茶っていわゆるあの茶色いペットボトルの…が馴染み深いと思いますが
それを聞いて、コンビニの烏龍茶って一体何者…?と思ってしまった(笑)
中国茶の分類
ここで少し中国茶について説明します~✎☺
“中国茶”と一言でいっても、まず中国茶は大きく6種類に分けられます。
- 緑茶
- 白茶
- 黄茶
- 青茶
- 紅茶
- 黒茶
こんな名前だけど、お茶の色が白いとか黄色いとかではないんです!
緑茶と書かれているのも、日本で売られているあの緑茶とは違うし、紅茶と書かれているのも、アフタヌーンティーとかで飲む紅茶とはまた全然違う意味なんです。
この6種類は、なにで分別されていると思いますか?
実は「茶葉の発酵度合い」なんですよ👀
お茶の葉は、摘まれてから発酵させるんですよね。その度合いが、さっき書いた種類の右にいくほど大きくなります。
緑茶は”不発酵~10%未満”と、あまり発酵してなくて、黒茶は80~95%と、かなり発酵させたもの。
ちなみに黒茶の中にはあの有名なプーアル茶が属します。
さっき名前が出てきた烏龍茶は、「青茶」に属します。
なので、私達に一番馴染みのある中国茶は「青茶」といえるでしょうね💡
しかし中国で一番生産量が多いのは「緑茶」らしいです!(さっきも書いたけど、日本の緑茶とは違います)
「白茶」「黄茶」は生産量が少ないがゆえに、少しお値段もお高め。
(興味がある人は、分かりやすいのでこのサイト見てみてね→中国茶の種類/お茶百科 )
いやー、中国茶って本当に種類が多くて…歴史も長く、生産地も色々あるし、奥が深い…。
色々分からなかったことはあるものの、合間に話してくれた中国茶の先生のお話がすごく勉強になったので、うろ覚えですがそれもシェアします🍁
自分の感性を大切にすること
自分が良いと思ったものが、良い
今、中国茶を作っている中国人は1億人もいるらしい。
日本で言うと、日本人全員が中国茶を作っていることになりますね!
だから中国では少しでも評判が落ちると、すぐに倒産するらしい。競争が激しいのですね…。
これは良いことでもあり、機械製造をやめて手作りで丁寧にお茶を作るところも増えたらしい。時間はかかるけど、おいしいお茶ができるから。じゃないと生き残れないんですね。
プロモーションにすごくお金をかけて、そういうのだけで有名になってしまった会社があるのも事実らしい。
「だから、皆さんは”有名=いいお茶”と思わないで。自分がおいしいと思ったお茶が、いいお茶です。」と、おっしゃっていました。
これって音楽も似てるな、と思った。
「有名だからすごい!」ではなく、「自分が”いいな”」と思うかどうかが大事!
音楽が専門ではない友人と演奏会に行ったときに、よく聞かれることがあって。。
演奏会が終わって、その帰り道に…「あの人って、上手いん?」って…
いやいや、自分はどう思った?!上手いと思った?いまいちだった…?🤔
もっと、自分の感想を信じてあげて って、そのたびに思う・・!
ついつい、答え合わせしたくなるというか、専門家の意見って聞きたくなりますけどね…なんでもそうだよね。
でも「あの人が言ってるから間違いない」とか「周りが良いと言ってるから良いに決まってる」っていうのは、自分を持ってないよね…。
確かに、私も、自分だけみんなと違う感想持ってたら「私って耳が悪いのかな」って、一瞬思ってしまうかも。
けど、そこがその人のセンスなんだと思う。それは、センスが良いとか悪いとかではなく、その人の”個性”なので、大事にしたらいい。
みんなが思わないところに良さを見いだせるのって、一つの能力だと思うしね!!
それができると、自分の良さも見つけられるようになるんだよね…知らんけど😎
自分の感想を大事にしましょう🥺
で、その中国茶の先生も「よく、どのお茶が一番良いお茶ですか?って聞かれる。」と言ってた。
けど、一度も答えたことはないらしい!
本当にお茶の事分かっている人は、「あのお茶が良いです!!」なんて言わないって。
それぞれのに良さがあるし、どれが良いと思いかも人それぞれってわかってるから。
ここに、謙虚さを感じた。
ついつい、有名な人とか、影響力がある人は「コレがいいです!!!」とかって言いがちだと思うんだけどね。
そうすると、「〇〇サンが認めたお茶!」みたいな感じで、その人の名前も話題になるし。
でも、そのお茶の先生はそういう事一切言わないって言ってて…
やっぱり、偉大な人ほど謙虚なんだ。ということを改めて感じました。いやー見習いたいですね!
お茶はモノじゃない
中国茶に限らず、お茶というのはだいたい淹れ方が決まっていて、さっきも書いたけど適温や、蒸らす時間の目安なんかがあるんですね。
そこで飲んだ中国茶がとても美味しかったから、私も「何分くらい蒸らすんだろう」という所が気になったけど
先生曰く、「数字じゃない」との事。「お茶と対話したら分かります!」って言ってて😂
え、それはかなり上級者向けじゃない???と思ったけど、まぁ実際、茶器(ポット)の中を見て、茶葉の開き具合とか見ればいいらしい。
でも、どれくらい開いてたら丁度いいのかは、何度か試して自分で習得しないとわからない。これは経験するしかない。
お茶はモノじゃないから、淹れる人の気持ちとかそういうのも反映されるって事をおっしゃっていて、
”何分”とか”何℃”とか、そういうマニュアル的なのさえ守っていれば良いってわけじゃないんですね~。
お茶は、生きているし、自然からのプレゼント。って…。
ちょっと精神世界の話になってきたなぁ、と思って聞いてたけど、何事も、突き詰めるとそこにいくんでしょうね。
音楽も、枠があるし、今は何かと奏法のマニュアルなんかも溢れているけど
結局は自分で色々経験して見つけていかないと、上手くなれないし
枠通りに演奏しているだけでは、突き抜けられないし、自分の感性が大切。
ショパンコンクールとか見てても、あそこまでいくともう良いとか悪いとかじゃなく、魂とか、精神の世界ですよね。
音楽は、神から・作曲家からのプレゼントだし、楽器はモノじゃない。という話もよく聞きますよね。
思い通りに吹けないとき、オラオラ~と、やみくもに吹いていた自分を思い出した。笑
今、自分が出した音に、自分の楽器に、もっと寄り添ってみたらいいのかな。
お茶を淹れる時にみたいに、楽器との対話が大切なのかもですね。ご機嫌を伺ったり。しらんけど😎
とにかく今はお茶にハマってます💕