なぜレッスンを受けるのか…厳しい先生を思い出して…(ただの独り言)

今日はレッスンを受けることの意味や大切さについて考えて、新たな気づきがあったのでまとめてみる。

大前提として、音楽との付き合い方、フルートの楽しみ方は人それぞれなので、
「こうでなければならない」「こうあるべき」などと自分の考えを押し付けるつもりはない。
(あと、「ですます調」は書くのに時間がかかるため「である調」で書きたいとおもう。笑)

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今日書くことは、本当に急にふと、考えはじめたこと。

コロナになるまで、私は月1〜3回ほど、リサイタル前は毎週レッスンを受けていた。
先生によるが、時間は1回45分とか1時間半くらい。

もちろん、受験の時や大学生の時は毎週レッスンを受けていた。

大学を卒業してからは、レッスンを受けるかどうかは本人の自由。全く受けずにプロとしての道を模索している人もいる。
その中でも、私はレッスンを受けていた。
もちろん独学で上手くなれる人もいるが、ごく稀だと思うし、私自身はなれないタイプだと思っている。笑

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レッスンを受けるメリットは色々あるが、一つは師匠の生の演奏を間近で聴けること。
音以外にも息遣いや姿勢、目線、表現など、細かいところを五感で感じ取れるところだと思う。

確かに演奏会などに行けば聴けるものでもあるが、それよりも近い距離で、自分だけに吹いてもらっているという瞬間はすごく貴重なもの。
直接感じとったものを自分の中に取り入れ、昇華していく。この経験をしているかどうかで上達の仕方はかなり変わってくると思う。

もう一つ、間違った方向を正してもらえることもメリット。
人はなかなか、自分で間違っていることには気づかない。
間違った奏法、効率の悪い練習方法のままでは、いくら練習量をこなしても上手くならないから。

他にも、レッスンは吹くだけや音を聴くだけではない。お話することも勉強の一つ。
師匠の経験談…失敗や成功も含めて。活躍しているフィールドの話など、自分とは住む世界が違う話を聞くことで視野が広がるからだ。

あと、あげるとキリがないが…デュエットしてみたり、新しい練習方法を教えてもらったり、とにかく学ぶことが多い。

そんな事を考えながら、自分が今まで受けてきたレッスンを思い出してみた。
私の歴代の師匠は比較的厳しい方が多く、それはそれは怖い思いもしたし、吹けなくなったこともあるし、落ち込むし、気づいたらフルートを楽しむなんて気持ちも失っていたりもした。

一時期は、「なんであんなに厳しかったんだろう。。もっと優しい先生が良かったなぁ…」なんて思ってもいた。

傷つけることなく、褒めて伸ばすのが上手い先生もいる。
良いところを伸ばす、というのはよく教育論などでも聞く話。
みんなそういう先生に憧れるだろうし、自分もそういう指導者になりたいとも思う。

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しかし!ここで私は考えた。

さっき述べた「レッスンを受ける色々なメリット」は、総合すると全て自分にないものを提供してもらえること。なのだ。
価値観のアップデート といったところだろうか。
だから、受けた後は「また受けたい!」「もっと頑張りたい!」という気持ちになれるのだろう。

ということは、思ってもいないことをガツンと言われてショックを受けたり、自分の未熟さにイヤになったり、辞めたくなったり、時には腹が立ったりすることも含めて
それはまだ私が持っていない、「新たな価値観を提供してもらえた」という素晴らしいことではないか。ということに気づいたのだ。

人は何もしなければどんどん殻にこもる。変わろうとすると、それに抵抗するようにそのままの自分をキープしようとする。
だから、ダイエットしよう!など新しい習慣はなかなか身につかない、ということを聞いたことがある。

それを分かっているから、師匠は私の硬い硬い殻を破るために、ガンガン叩いて割って、もっと上のステージに引っ張り上げようとしてくれたのではないか。
ということを思った。

「今のままじゃダメだよ」って、何回も言われたけどその意味がやっと分かったかもしれない。

うまくなりたい、変りたいという場合は、ときには傷つくことも覚悟で衝撃を受ける必要があるのかもしれない。
(…なので、今、怖かった師匠に対してとても感謝の念が湧いたのである。笑)

そりゃそうだよな、うまくなりたいなら、「これでOK」と思い込んでいる概念を毎回毎回打ち砕いていかないと
次のステップにはいけないのだから。
自分の価値観を越えたところにしか上達はないのだから。

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最近の私は、自分がいいと思ったように吹いて、動画をアップしている。
それはそれで楽しいし、「自分がいいと思ったものを出す」ということも自分の訓練の一つであるからいい。

しかしどこか、フルートを吹くことに対してマンネリというか、ぬるま湯に浸かっているようなモヤモヤした気持ちが続いていた。
それに対して、なぜ?どうして?と思っていたが答えが見つかったような気がする。

価値観のアップデートをしよう。
もっと今までとは違うフルートとの向き合い方、目指す方向を見定め直すタイミングが来たのかもしれない。
そんな事を考えたのであった。

つまり…何が言いたいかというと…厳しいレッスンのおかげで今の自分がいるし…総じて感謝しかないということ!!!笑

「楽しいだけじゃ、上手くなれない」とよく言っていた意味が分かった気がする。

あと、「自己流」に対してもすごく厳しかった。自己流は、自分の価値観の中でずっとやっていることだから、そんなんじゃうまくならないよ という事かな。
(ここで言う自己流は、独学とはまた違った意味です)

もちろん、厳しいだけでもダメだけど。うまくなるためには、価値観を打ち砕いていくこと。それには、痛みも伴いますよ
という事ですかね!

(今更気づいたの?!って怒られそう😂(笑)

もし、今厳しいレッスンにイヤになっている人がいたら、自分にとって大切かどうか考えてみてはどうだろうか。

逆に、なんの変化も感じない人はもっと色んな先生にレッスンをお願いしてみてもいいかもしれない。

 

なんだかモヤモヤが少しスッキリした。色々見直してみよう。