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小山裕幾さんのリサイタルに行きました♪

さとみ

こんにちは♩フルート奏者の今田聡美です。本日もブログをご覧いただき、ありがとうございます⭐️
こちらのブログでは、フルートのこと、日常のこと、教室のことなどを書いています。よかったら最後まで覗いていってくださいね!

ムラマツリサイタルホール新大阪にて小山裕幾さんのリサイタル🎶

小山さんの演奏は2年ぶりでした

↓2年前の⬇️

この時初めて聴いて、どれもとても素晴らしかったのですが

特に、彼の演奏するバロック音楽に衝撃を受けた記憶があります〜‥‥。

なんか、モダンフルートで吹いてることを忘れるというか、それが信じられないくらい

トラヴェルソのような音というか‥‥当時の笛になるんですよね(゜-゜)

そんな小山さんを2年ぶりに拝聴できるのでずっと楽しみにしてました。

ちなみに知らない方のために…

小山裕幾さんプロフィール

1986年、新潟県長岡市生まれ。慶応義塾大学理工学部を卒業後、スイスのバーゼル音楽院にてフェリックス・レングリ氏に師事。1999年、第53回全日本学生音楽コンクール中学校の部第1位。2002年、第56回全日本学生音楽コンクール高校生の部第1位。同年、第7回びわ湖国際フルートコンクール高校生部門第1位。04年、第73回日本音楽コンクール第1位、岩谷賞(オーディエンス賞)、加藤賞、吉田賞を受賞。05年、第6回神戸国際フルートコンクールにおいて日本人初の第1位受賞。 現在、フィンランド放送交響楽団首席奏者。

慶応義塾大学理工学部のご卒業!!すごいですね。音楽と数学は切っても切れないっていうこと、私ももっと早く気づいていれば…なんちゃって

今回の演奏会のプログラム

小山さんが「今回はあまり演奏される機会のない曲もプログラムに盛り込んだ」と仰っていたのですが

私も前半3曲はどれも初めて聴く曲でした。

個人的には、知ってる曲と知らない曲が半々くらいのプログラムが好きです(^^)

さきほど、小山さんのバロックに感銘を受けたという事を述べましたが

早速1曲目がバロックでした。

A.コレッリの「ヴァイオリン・ソナタ 作品5 第4番」。

コレッリって、フルートではあまり聴かないですよね!

なので私もあまり彼について知りませんでした。

ということでせっかくなのでコレッリについて調べたことを簡単に書いてみます✑

アルカンジェロ コレッリ(1653-1713)

(wikipediaより拝借)

イタリア生まれ。作曲家でありバイオリニストでもあった。

1653年生まれということは、あのヴィヴァルディやJ.Sバッハよりも年上になります。
没後300年‥‥!

それくらい前の作曲家であるからか、幼少期や家系に関する資料がなく詳しい事はわかっていないそう。

代表曲にトリオ・ソナタやヴァイオリンソナタ、合奏協奏曲がありますが、全作品がCD12枚程度しかないことから

多くの作品を破棄したと言われている。しかし事の真相は不明なまま。との事。(Wikipediaより)

納得いく物しか出版しなかったため、出版されたものはどれも完成度がとても高く、評価も高かったそう。作品がひとつ上がるとすぐに次の作品が待ち望まれるほどだったとか。

《コンチェルト・グロッソ、トリオ・ソナタの完成者》と言われており、
さらに近代ヴァイオリン奏法の確立者でもあるということで、作曲・奏法ともに、後世に多大な影響をもたらした方でもあります。

彼のような偉大な方がいたからこそ、その後素晴らしい作曲家が誕生し、

今こうやって私たちは色んな素晴らしい音楽に出会えるのですね‥❣

ヴィヴァルディ、バッハ以外にも
クープランや、死後だいぶ経ってからラフマニノフも影響を受け、
クープランは「パルナッソス山、またはコレッリ讃」
ラフマニノフは「コレッリ(コレルリ) の主題による変奏曲」という曲を作曲したそう。

コレッリの作品では、こちらの「合奏協奏曲第8番ト短調『クリスマス協奏曲』」がとても有名みたいです。

興味が湧いてきたので色々聴いてみようと思います。

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もちろんバロック以外も最高でしたよ!

前半最後の曲

J.リーツの「フルートソナタ ト短調 作品42」

がとても綺麗で好きになりました!

私もつい最近、ロマン派の数少ないフルートソナタとして、ライネッケのウンディーネを演奏しましたが

こんな素敵なロマン派のソナタがあったなんて。。何で知らなかったんだろ…。

せっかくなのでリーツについても✑

ユリウス・リーツ(1812-1877)

(wikipediaより拝借)

ドイツで活躍した作曲家・チェリスト。指揮者としても活躍したそう。

チェロを、あの「フルート協奏曲 ロ短調 作品30」でも有名な<ロンベルク>に師事していたそう❕

そしてリーツのお兄さんがメンデルスゾーンと交流があったそうですが

リーツ本人も、メンデルスゾーンが指揮者を務めていたオケの後任指揮者になったり

メンデルスゾーンの作品を編集・出版したりするなど、深く関わっていたそう。

なので「メンデルスゾーンの影響を受けていたことが感じられる曲」と言われています。

で、リーツ唯一のフルートソナタ ト短調作品42は

1871年頃…つまり晩年あたりに作曲されました。

1楽章はト短調

2楽章は変ホ長調

3楽章はまたト短調

4楽章はト調長 という構成です。

これは”いつかやってみたいリスト”に入れます!

楽譜がimslpにあったので良かったら音源聴きつつ楽譜も見てみてください。

✦・・・━━━★✶・.・:・.・✶★━━━・・・✦

後半3曲は知っていました!

有名なゴーベールの「ファンタジー」が始まる時、

なんとなく自分の中で「こんな感じの音色で始まるのかな〜」

と予想?想像しながら構えていると

もうそれはそれは

自分の中というか‥‥自分の引き出しに入ってすらない

想像もできなかった音色で冒頭が奏でられたのでした!!

そこからもどんどん音色は変化し、音楽が広がっていって

なんか新しい世界をたくさん見ましたね。。

”音が溶けていく”っていうのかなぁ…。本当に美しかったです。

最後のドゥベルスマンの演奏会用ソロ第6番もすごかった。。超絶技巧!

華やか〜.。.:*・'(*°∇°*)’・*:.。.

けどやっぱり小山さんのように

バロックとか、ゆったりした曲をあれだけ美しく歌って、

表現できるのが一流の音楽家なんだろうなーと思いました(゜_゜)

よく聞きますよね、

「最近みんなテクニックは素晴らしいんだけど〜‥‥云々」のセリフ…(笑)

私ももうじきバッハのフルートソナタをやる予定なので、

小山さんのように素敵に演奏したい!

と、恐れ多くも思ったのでした( *^艸^)笑

ちなみにアンコールはA.コレッリのヴァイオリン・ソナタの別の作品の1楽章でした!

これもまた美しすぎました…

コレッリ、ちょっとハマりそうです…!

小山さんの演奏をまだ生で聴いたことない方は機会があったらぜひ一度聴きに行ってみてくださいね。

色々概念が変わるし、きっと世界が広がります。

✦・・・━━━★✶・.・:・.・✶★━━━・・・✦

(ここからはどうでもいい話)

帰りの時間帯、さらに気温が下がって肌を突き刺すような寒さに!

でも、マフラーもコートも手袋も装備してるから大丈夫!!!

と思ってたら‥‥甘かった。

耳が痛い!

これからは、帰りが遅くなる時は耳あても持参しようと思ったのでした〜。

みなさまも寒さ対策、しっかりして風邪ひかないようお気をつけください♪

さとみ

最後までお読みいただきありがとうございました!
演奏依頼やレッスンなど、お気軽にお問い合わせくださいね♪

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