毎日のように「どこの国で…」「政府が…」なんて、ネガティブな報道にあふれる世の中。
悲しいニュースも絶えませんね。
私は影響されやすいのか、そういうニュースを見るたびに落ちこんでしまいます。
酷いときには、なかなか眠れなかったりもします。。
特に音楽などの芸術をやっている方は、感受性が豊かな人が多いので、同じ思いをしてる方がいるかもしれません。
私はHSPでもあるので、本当に心がつぶれてしまいそうになることも…。
けど、暗いニュースがあるたびに落ち込んでいたら、身がもたないですよね。
と思い、自分なりに色々本を読んだりして、対策を考えました。
もちろん”見ない”これに尽きるんですけどね。
これだけネットが発達してると、嫌でも耳に入ってくるのよ…
そう。今の世の中、テレビをつけていなくとも勝手にニュースが飛び込んでしまいますよね。
なので今回は「見ない」以外の方法…というか、「見てしまった時にできる対処法」をお伝えします。
もし、ネガティブなニュースに引きずられて毎日憂鬱…という方がいたら、少しでも助けになれれば嬉しいです。
ネガティブなニュースに引きずられない3つの方法
その方法とは、
- ネガティブなニュースを見て落ち込む”しくみ”を知る
- 自分に湧いてきた感情をを客観視する
- 課題の分離をする
と、いうことです。順に説明しますね。(引きずられる、というのは”必要以上に落ち込む”という事と思っていただければいいかと思います。)
まず、色々調べていて「ネットニュースなんかを見て落ち込むのは当たり前なんだ」
という事が分かりました。
ハッキリ言って、”そうなるように仕組まれている” のです。
このしくみを知らずにネガティブなニュースを見るのは
剣も盾も地図も持たずに敵だらけのダンジョンに身一つで飛び込むのと同じです。笑
つまり、ちゃんと「落ち込む理由(しくみ)」が分かっていれば
毎回報道に飲み込まれず、冷静さを保つことができるのでは、と思います。
1.ネガティブなニュースを見て落ち込む”しくみ”を知る
①メディアはわざと悪いことを中心に報道する
全てではないですが、メディアは「悪いこと、ネガティブなこと」を中心に報道します。
「ん?!どういうこと?」と思いますよね。
冷静に、今まで見てきたニュース番組などを思い出してみてください。
だいたい、いいニュースより悪い出来事などの報道が多くなかったでしょうか?
中には、事実だけを報道するのではなく、わざとセンセーショナルなタイトルをつけて、共感させて、どっぷりとそこに浸からせる。
「じゃあなんでそんなことするのか?」
それは…その方がアクセスが集まるからです。アクセスが集まると、結局そのニュースから色んな広告収入が発生するからです。←目的はココ
人には「ネガティブ本能」が備わっていて、人はネガティブなニュースに注目してしまうんです。
それを利用していると言えるでしょう。
コンビニなどで見かける新聞の一面や週刊誌の表紙ににデカデカと載っているタイトルも
だいたい「悪いこと」が書いてありますよね。
その方が、手に取ってもらいやすいからです。
自分が読んで感情的になったそのニュース、そうさせるように書かれていないか?
と客観的に見てみると、そういう書き方のものが多かったりします。
また、「見出しだけで判断しない」ということも大切です。
こちらの「ファクトフルネス」という本は、私達がいかに真実を知らないか、ということ、情報を正しく知る事について丁寧に書かれています。
②人はネガティブな時にネガティブな情報を集めてしまう
SNSやネットニュースを見出したら止まらない…というのは誰でも経験があるのではないでしょうか。
ある記事を読んで落ち込んだのに、ついつい別の記事をクリックして、その結果さらに落ち込んでしまったり…。
なんでわざわざ自分から傷つきにいくような事をしてるのか?って
冷静に考えるとそう思いますよね^^;
それにも理由があり、「人はネガティブな時にネガティブな情報を見てしまう」。
これもネガティブ本能の一つだそうで、人間として正常な行動だそうです。
しかし、落ち込みたくないなら思い切ってそれ以上詮索せず、情報をシャットダウンしたほうがいいかなと思います。
ネットを見る手が止まらなくなった時、「本能のまま行動していないか?」と考えてみてはいかがでしょう。
2.自分の感情を客観視する
先ほど説明したしくみは、客観的に見るために知っておきたいこととして書きました。
悩みとか、なんでもそうなのですが解決策の一つとして「客観的に見る」というのは、すごく有効だなと私はあらゆる場面で感じています。
よく、「第三者の目線で考えてみよう」とも言いますよね。
落ち込んだ時は視野が狭くなりがちなので、余計に客観的にみることが大切なんだと思います。
ついつい感情的になってしまったとき、
「あれ?これって個人の主観かなり入ってない?」
「なんか自分、暗いニュースばっか見ようとしてない?」などと客観視して、気づくこと。
それができれば、落ち込むことはあっても「引きずられる」までにはいかずに済むのではないでしょうか。
3.課題の分離をする
「課題の分離」は、アドラー心理学の本を読んで知りました。
落ち込む理由として、何か悲しいニュースがあったことをどこかしら自分のことをとらえていることはないでしょうか。
共感力が高い方に多いと思います。
それは人として素晴らしいことではありますが、必要以上に共感しないことも大切です。
感情移入しすぎない、ということですかね
自分と他人の境界線をいつも意識する。
他人に起きたことは、どれだけ感情移入しても他人のことなので
完全に理解することはできません。
(冷たく思えるかもしれませんが、落ち込んで何もできなくなるくらいの人は少し冷たいくらいで丁度いいのかも。)
もちろん、他人の気持ちに想いを馳せることは素晴らしいことです。
まずは自分の心の健康を第一にね!
課題の分離はこんな時にも使える
課題の分離は生きていく上で重要なスキルだと思っています。
全然悲しいニュースとは関係ないですが、私が
「課題の分離とはこういうことか!」と、ピーン💡ときたことを元に、どんな時に使えるか をせっかくなのでお話したいと思いますw
例えば…
『コロナ警察』という言葉を今年よく耳にしましたよね。
「なんであの人はマスクをしていないんだ!」なんて文句を聞いたり
中には罵声を浴びせるという一件もありましたね。
ここで「課題の分離」をしてみましょう。
すると私は、「その人がマスクをするかどうかは”他人の課題”」であり、自分がモヤモヤしても仕方ないこと というふうに思いました。
じゃあ自分の課題は何か?
「自分がその人に近づかないようにする」
「自分がマスクなどしてしっかり予防する」などですね。
自分にできることをやるのみです。
もちろん、これ以上感染を広めないために!とか色々理由はあると思いますし、
マスクしてほしい!というのは当然の考えだと思います。
でも、世の中色んな人がいるし、気にしてたらキリがないんですよね。
そんな事でストレス溜めたくない!という人に「課題の分離」はオススメです。
他人の課題に足を突っ込んで、他人を変えようとするのはストレスの大きな原因になります。
最後に…
残念ですが悲しいニュースは絶えません。
音楽が好きな人というのは、繊細で、感受性が豊かで、その分傷つき落ち込みやすい人が多いと思います。
もちろん、落ち込むことは悪いことではないです。人なので当たり前です。
でも、行き過ぎると鬱になったり、免疫が落ちて体調を崩してしまったり、
大切な事に時間が使えなくなってしまったりします。
行き過ぎないために、知っておけたら少しは助かるんじゃないかなぁと思って書きました。
あまりにも今の世の中ネガティブなニュースが多く、「この世の中は悪いことだらけだ…」なんて悲観的になってしまうこともありますが
このネガティブ本能が利用されているとすれば、ポジティブなニュースってあまり報道されていないだけなんですよねぇ。きっとあるはずなのに。
本文中に紹介した本は、心を鍛えるのにもとてもオススメなのでぜひ読んでみてね!