タブレットで電子楽譜を見る方法①メリット・デメリットについて
私は長年、タブレットで電子楽譜を見ています。だからか、よく友人から、
電子楽譜を見る方法や、タブレット・ペダル、どれ使ってる?使い心地は?
など、直接聞かれることが増えました!なので、今回は
①電子楽譜のメリットやデメリット
②アイテムや使用するアプリ
③実際に使う方法
全3回に分けて、完全解説してみます。
ところで、あなたは電子楽譜についてどう思いますか?
えー、楽譜は絶対紙がいい!
って思っているそこのあなた!私も、かつてはそうでした。
紙の手触りや質感、匂い、それすらも五感を刺激する大切な要素だったりしますよね。
でも、私も使ってみて、あまりにも便利で、
この便利さは、知らないと損するレベルだよ!
と、思っています。
ということで、電子楽譜に興味がある人や、使う気ない!という人でも
「んー…ちょっと使ってみようかな?」と思ってもらえるように解説しますね。
ちなみに私は紙楽譜と電子楽譜を、時と場合によって使い分けしています。
なので、使いやすい点だけ取り入れるなどして、あなたに合う方法が見つかればなと思います。
まずは、電子楽譜のメリット・デメリットを解説します。
電子楽譜のメリット
メリット①製本・印刷の手間が省ける
楽譜の印刷や製本って大変ですよね。印刷しに行って、楽譜によっては縮小して、そして順番に並べて、テープを切って、貼って…など。
私はこの作業に結構ストレスを感じます。その時間削って、さっさと譜読みしたいって思います。笑
電子楽譜なら、スキャンするだけなので遥かにラクです。
メリット②書き込み・消すのがラク
紙の楽譜だと、鉛筆や消しゴムの跡が残ってしまうことがあると思いますが、
電子だと書いても不要になればすぐ消すことができます。跡も残りません。
また、色を付けるのも気軽にできます。
書くほどでもないかな……と思うようなことも、すぐ消せることで気軽にメモできるので便利です。
メリット③汚れない、破れない
さっきの書き込みのくだりに通じますが、電子楽譜は汚れません。
紙の楽譜だと、長く使ってるとシワがついたり、表紙が破れたり…ということがあります。
綺麗に使いたい人や、曲集や教本など、いつかメルカリに出すかも〜という人にはメリットかと思います。
いつまでも楽譜が綺麗なままなのは嬉しいですよね!
まぁ、基礎の楽譜など、ずっと使っているものはボロボロでも愛着があって、いいとも思いますけどね!
メリット④譜めくりが楽
演奏中に、「つぎ、譜めくり急がなきゃ!」って思う箇所があると、それだけでプレッシャーになったりしますよね。
それに、譜めくりの時に、「楽譜が落ちないように」とか、「静かに譜めくりしないと!」
などが気になって、演奏に集中できないことってないでしょうか。
あとで紹介する譜めくりペダルとタブレットを組み合わせれば、手を使わなくても好きなだけページめくりができて、その不安から解消されます。
メリット⑤風で飛ばない
屋外で演奏する機会がある人は、譜面が風で飛ばないように対策しますよね。
私も、高校生の時、吹奏楽部でよく外で本番がありましたが、楽譜が飛ばないよう必ず洗濯バサミを用意してました。
タブレットなら、楽譜が何枚あろうと、風が強かろうと、楽譜がで飛ぶことはないので安心です!
(ただ、譜面台が弱いと、タブレットの重さで倒れてしまうことはあります)
メリット⑥かさ張らない
タブレットひとつあれば、楽譜を何冊も、もしくは何枚も持ち歩かなくて済みます。
「あ!あの楽譜だけ持ってくるの忘れた!(>_<)」ということもなくなります。
嵩張らないので、収納スペースを取らないのも 大きなメリットと言えます。
たくさん楽譜を持っている方は、楽譜で本棚を占領している!と言う人も多いのではないでしょうか。
何曲あろうが、1つのタブレットに全てを格納できるのはすごいですよね。(私のタブレットには1000曲近く入っています!)
私は最近、溜まりに溜まったコピー譜を、順次スキャンして紙楽譜を破棄していっています。
それだけで本棚がスッキリしてきました^^;
メリット⑦共有が簡単
電子楽譜ならすぐに楽譜を共有できます。
例えば、共演者に楽譜を渡す時、紙だと、印刷して、製本して、郵送する、と
お金も時間もかかります。
ですが、電子楽譜だと、エアードロップ(apple製品のみ)やメールで一瞬で共有できて便利です!
当日「やっぱりこの曲も追加したい」など、イレギュラーが起こった際に、電子楽譜使っててよかった〜といつも実感します!
細かいメリットは他にも色々ありますが、大きくはこんな感じです。
次回のブログで紹介するアイテムやアプリを使うことで、さらにメリットが増えるのでお楽しみに!
電子楽譜のメリットまとめ
- 製本・印刷の手間が省ける
- 書き込み・消すのがラク
- 汚れない、破れない
- 譜めくりが楽
- 風で飛ばない
- かさ張らない
- 共有が簡単
電子楽譜のデメリット
デメリット①電池が切れる不安
電子機器なので仕方ないですが…実際起こることを想像したら怖いですよね。
ここを懸念する方は多いのではないでしょうか。
ですが、私は4年ほど本番で使用してきて、一度も”急に電源が落ちた”という経験はありません。
あんまり古いタブレットを使っていると、こういうことも起こるかもしれません。
充電器を持ち歩いたり、なるべく新しいタブレットを持つなど、対策すれば大丈夫かと思います。
ちなみに私は、念の為iPhoneにも楽譜データ入れており、
もしもの場合はiphoneでも楽譜を見られるようにしています。
デメリット②あまり長時間見てると、目が疲れる(人による)
これも電子機器なので仕方ないですね…。気になる方は、ブルーライトカットのメガネをかけたり、
画面シールを貼ったり、画面の明るさを工夫するなどして対策するしかないと思います。
でも、個人的には思ったほど疲れないです!慣れが関係してくる気がします。
これは人によりますね。
デメリット③荷物が重くなる
個人的に、一番感じているデメリットです!
私のipadは約461gです。楽器に、衣装に、譜面台に…と、ただでさえ荷物が重い日は、ipadを持ち出すのは正直しんどいです。普段、電車移動ですので…。
ですが、曲数が多かったり、色々メリットの方が上回る、と思ったら私はipadを持っていくことにしています。
1〜2曲でいい時や、紙で対応できる、というときは紙の楽譜で対応します。
そこは天秤にかけて判断しています!
でもなんだかんだ、ipadを持っていくことの方が多いですねー。それだけ便利なので!
デメリット④本来の楽譜の大きさより小さくなる
私の10.9インチiPadとA4の楽譜と比べると、一回りくらい、小さいことがわかると思います。
ただ、フルートのパート譜を見るくらいであれば、私は問題なく見れていますし、
これでスコアを見ながら演奏することもよくあります。(視力にもよりますね;)
ここはタブレットの大きさによっても変わると思いますので、次の記事で紹介しますね。
デメリット⑤お金がかかる(初期費用)
電子楽譜に手を出せない人が、一番引っかかっているのはここだと思います。
ipadなら特に数万はするので、初期費用がかかるのはネックですね。
けど、一回買えばさっき紹介したメリットを享受できるし、
動画を見たり、Kindleで本を読んだり、色々活用できるので、私は思い切って購入して良かったと思っています。
(ipadなら、手放す時に 中古でもそこそこの値段で売ることもできます。)
デメリットまとめ
- 電池が切れる不安
- あまり長時間見てると、目が疲れる(人による)
- 荷物が重くなる
- 本来の楽譜の大きさより小さくなる
- お金がかかる(初期費用)
次回予告(この記事には続きがあります)
以上、私が思うメリット7つとデメリット5つでした!いかがでしたか?
どれだけ考えても、メリットの方が多いんですよね^^;
次回紹介するアイテムやアプリを組み合わせれば、さらにメリットは増え、どんどん便利になっていきます!
なので、次の記事も読んでくださいね♩お楽しみに!
コメント