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フルート始めたい人必見!失敗しない楽器の選び方や購入のコツ、初心者におすすめのメーカーを紹介!

さとみ

こんにちは♩フルート奏者の今田聡美です。本日もブログをご覧いただき、ありがとうございます⭐️
こちらのブログでは、フルートのこと、日常のこと、教室のことなどを書いています。よかったら最後まで覗いていってくださいね!

フルートを始めたいけれど、どの楽器を選べば良いのか分からない…

ネットで安いのを買ったらダメなの?

そんな疑問を抱えている方も多いのではないでしょうか。

”初めてのフルート選び”は、あなたの今後のフルートライフを大きく左右する、重要なポイントです。しかし、価格やメーカー、モデルの多さや違いに戸惑うかと思います。

そこで、この記事では、初心者に最適なフルートの選び方や、おすすめのメーカーもご紹介します。

これからフルートを始める方が、安心して最初の1本を手に入れられますように。ぜひ最後までご覧ください!

目次

フルート初心者に知ってほしい基礎知識

フルートのパーツについて

フルートは、木管楽器の一種でありながら金や銀など、金属製のものが主流となっています。(昔は木製でした)
横に構える、長い楽器に見えますが、実は分解でき、頭部管胴部管足部管の3つのパーツから成り立っています。

それぞれの部分について簡単に説明します。

頭部管(とうぶかん)

頭部管には唄口(うたぐち)と呼ばれる吹き口があります。その壁面にある「ライザー」という部分に息を当てることで音が鳴ります。息の約半分は管体の中に、半分は外に出ます。

息をどの角度で吹き込むか、またどれだけ強く吹くかによって音色や音量が変わります。

胴部管、足部管に比べると一番シンプルに見える頭部管ですが、コルクや反射板が内蔵していたりと実はデリケートな部分でもあります。

胴部管(どうぶかん)

フルートの3つのパーツの中で一番長い胴部管。

胴部管は主にキィ(指で押さえる部分)が多が並んでおり、どこのキィを抑えるかで音が変わります。ピアノで言うと鍵盤の役割…とでもいいましょうか^^;

楽器選びに関係してくるのが、キィの穴の有無や、キィの配列です。それぞれメリット・デメリットがあるので解説します。

下が、私が持っている初心者モデルのフルートです
上:インライン・リングキィのメリットとデメリット

リングキィ:キィに穴が開いており、正しく指を押さえて穴を塞がないと、音が鳴りません。逆に言えば、正しい持ち方が求められるので指の形が良くなります。(穴をずらして鳴らす「特殊奏法」なんかも可能です。)
インライン:キィの並びが真っ直ぐ→構造がシンプルで音の立ち上がりが良いといわれている。手が小さい人は持ちにくい場合も。
※Eメカはオプションであることが多い

下:カバード・オフセットのメリットとデメリット

カバードキィ:穴が開いていないので初心者や手の小さい人でも楽にキィを押さえられる。逆に言えば良くない持ち方でも鳴ってしまうので意識することが必要。
オフセット:左手中指&薬指のキィが飛び出しており、手が小さい人でも楽にキィを押さえられる。インラインに比べると少し複雑な構造のため、レスポンスがインラインよりは劣ると言われている。
※Eメカが標準装備なことが多い

Eメカとは…Eメカニズムのこと。一般的に出しづらいと言われている第3オクターブのE(ミ)の音を出しやすくするもの。初心者モデルであればほとんどが標準装備されています。

さとみ

メリット・デメリットという書き方をしましたが、個人によるので合う方を選びましょう。合う方を選べば、デメリットはデメリットではありません^^

足部管(そくぶかん)

足部管は、低音域の音を出すために重要な役割を果たします。

こちらは主に2種類になります。C足部管(ツェーそくぶかん)とH足部管(ハーそくぶかん)です。

初心者モデルは上のC足部管が主です。

何が違うかと言うと、主に”最低音がどこまで出るか”の違いです。C足の場合は「ド」まで、H足はその半音低い「シ」まで出せます。

ちなみに、フルートの楽譜で「シ」まで登場する曲は稀です。初心者のうちはC足で十分かと思います。

C足部管のメリット・デメリット

メリット:H足より軽く、全体的にH足のフルートより明るい音色が出る(個人差や楽器によって差あり)
デメリット:ドまでしか出ない。

H足部管のメリット・デメリット

メリット:シまで出る。全体的に落ち着いた音色になる。高音域の音程が安定するといわれている(個人差や楽器によって差あり)
デメリット:C足より重い。(半音低い音が出るだけで結構重量は変わります!)キィが増えて操作が複雑になる

初心者のうちはC足で、中級以上の買い替え時にH足を検討される方が多いです。

さとみ

プロでも「C足が好き!」ってことでC足フルートを使っている方もたくさんいます。ここは好みや、普段どんな曲を演奏する機会が多いか、などで変わってくると思います♪

初心者向け フルート選びのポイント

先ほど紹介したフルートのパーツあれこれを踏まえて、「初心者がフルートを選ぶとき、どこに注目したら良いのか」というポイントを解説していきます!

フルート選びのポイント1.鳴らしやすさ

初心者が最初に選ぶフルートで重要なポイント①は、鳴らしやすさです。

鳴らしやすさとは、「素直に息を吹いて鳴ること」だと思っています。

”素直に”というのがポイントで、最初にそうじゃない楽器から始めてしまうと、変な癖がついたり、後々苦労することが多いです。(そういう人をたくさん見てきました…)

鳴らしやすさは主にフルートの材質で変わってきます。入門モデルのフルートだと、材質は洋銀、白銅などがメインになりますが、これは安価なだけでなく、鳴らしやすいためそうなっています。

フルート選びのポイント2.重量

もう一つのポイントは、重量です。フルートは金属製であるため、ある程度の重さがあります。初心者用モデルでは洋銀が使われていたりと、軽量化が図られているものも多く、長時間の練習でも疲れにくいのが特徴です。

まだまだ成長途中の10代や、体力に自信がない方が最初から金製やプラチナ製を持つと、フルートを構えるだけで疲れてしまいますし、鳴らすのにも一定以上の技術が必要で挫折しやすいかもしれません。

そういう点から、材質も選ぶポイントとして重要です。鳴らしやすさと同じで、洋銀や白銅は軽くておすすめです。

総銀製は少し重くなりますが、よっぽど体力に自信がない方でなければ総銀製でも大丈夫だと思います。

フルート選びのポイント3.構えやすさ

こちらは先ほど紹介した「キィの並び」が主に関わってきます。手が小さい方は無理せず”オフセット”を選ぶほうが、吹いていて楽だと思います。

まだ身長が140cm以下のお子様は、オフセットでもフルートが届かない場合もあると思います。そんな時はU字の頭部管を使ってフルートを始めるのも一つの手です!

さとみ

信頼できるメーカーの初心者向けのフルートは、鳴らしやすく、構えるのも比較的ラクな簡単な設計になっています。これにより、変な癖がつきにくいだけでなく、成功体験を得やすくなりモチベーションも維持しやすくなります。

フルートの価格帯や材質の違い

フルートの価格に主に影響を与えるのは「材質」です。フルートの材質は”洋銀、銀、金”が使われているものが主流です。(一部、木製やプラチナ製もあります)

ここからはざっくりした価格帯や、材質をご紹介します。(メーカーによって差はあります)

10万円前後〜(洋銀、白銅、銀メッキなど)

初心者におすすめのモデルはこの辺りの価格帯です。エントリーモデルや、スチューデントモデル、などともいわれます。

「洋銀や白銅製」、または「頭部管のみが銀製、胴部&足部が洋銀や白銅」のものが多いです。洋銀・白銅のメリットは、軽くて持ちやすい、初心者でも鳴らしやすいところです。そのため、中高生の部活の備品でもよく使われています。

30万円〜(総銀製)

頭部・胴部・足部とも全て銀製の「総銀製フルート」になると、最近はどこのメーカーも30万以上はします。洋銀製より豊かな音色を出すことができ、音色にも個性が出てくるため中級者以上に人気があります。

この辺りからリングキィやインライン、H足などオプションの幅も広がります。

100万までいかずとも、50万〜などさらに値段が上がるとトーンホールがハンダ付けになったり、パッドがフェルトからストロビンガーになったり、色んな部分がグレードアップされます(ここでは割愛します)

100万円〜(ハンドメイドや木製、プラチナなど)

この辺りから「ハンドメイドフルート」となります。※メーカーによる

職人が一本一本制作しているため、注文から手元に届くのに数年待つメーカーもあるようです。

「銀」といっても一般的なAg925ではなく、Ag958やAg997が使われていたり、微妙に管厚が違っていたり、巻管になったりと、メーカーそれぞれのこだわりが取り入れられます。

グラナディラという木材のフルートや、プラチナメッキのフルートもやはり今は100万円以上はします。

200万円〜😂(金:8k 14k 18kなど)

価格は一気に飛びますが、金のフルート。こちらは、昨今の金の高騰により、非常に高価で、なかなか手に入れるのが難しくなってしまいました!(高級車が買えるお値段だったり、メーカーによっては”時価”と書いてありますw)

値段が高いだけでなく、コントロールにも技術が必要なので、個人的に、初心者にはおすすめしません…。

中級者以上で、買える方は買ってみてもいいのではないでしょうか!笑

金のフルートって、やっぱり憧れますよね。私も一本くらい欲しいです…!笑

おすすめの初心者向けフルートメーカー3選とモデル

フルートのメーカーは本当にたくさんあります。入門モデルに特化したメーカーもあれば、高価なフルートしか作っていないメーカーもありますし、比較的満遍なくラインナップが揃っているメーカーもあります。

予算があればあるほど、選ぶ幅も広がるのは事実ですが…

ここでは、「予算を抑えたい」「ある程度メーカーを絞りたい」という方向けに、

・比較的安価で(10万〜20万円前後)
・信頼できるメーカー

という観点から選ぶ、初心者におすすめのフルートメーカー3社とモデルを紹介します。

※価格は2025年1月現在のもので税込です

※材質はざっくりと書いています。細かく言うとキィやポスト、座など部品が多くて説明が大変なので、気になる方はカタログをお調べください。

ヤマハ (YAMAHA) 

安定した楽器作りが特徴で、初心者用モデルも多く、信頼性が高いブランドとして世界中で評価されています。

吹奏楽部の備品としても一番多く使われていると思います。(ちなみにわたしも1本目はYAMAHAでした)

品番メインの材質価格
YFL-212白銅・洋銀¥99,000~
YFL-312頭部管のみ銀、他は白銅や洋銀¥169,400~
YFL-412¥225,500~

※いずれも銀メッキ仕上げ

パール (Pearl) 

初心者用から上級者用まで幅広いモデルを展開しており、手頃な価格のモデルが多いのが特徴。

ですが、個人的にはYAMAHAに比べて個体差が大きいと思っています。購入の際は数本取り寄せて、必ず試奏した方がいいです。

品番仕様価格
PF-505E洋銀¥97,900~
PF-525Eリッププレート銀、他は洋銀¥108,900~
PF-665E頭部管のみ銀、他は洋銀¥173,800~

※いずれも銀メッキ仕上げ

ジュピター(Jupiter)

台湾産のKHS社というメーカーのフルートです。YAMAHAもPearlも値上がりした中、安価で購入できると日本でも注目されるようになったブランドです。

まだ日本での知名度は低いかもしれませんが、創業は1930年、世界的な総合楽器メーカーです。

フルートにおいては入門モデルしかありませんが、アルトやバスなど特殊管も製造されています。

アルタスフルートと同じ、(株)グローバルが国内代理店で、安価でそこそこの質が保たれている貴重なメーカーです。楽器店にあまり置いていないかもしれませんが、取り寄せてもらうなどして購入の際は必ず試奏しましょう。

品番仕様価格
JFL-700E洋銀¥99,000~
JFL-700ECライザー銀、他洋銀やステンレススチール¥118,800~

※いずれも銀メッキ仕上げ

失敗しない!フルート購入のコツ

楽器店で購入する際のポイント

フルート選びでは、価格だけでなく、必ず試奏(試しに吹いてみること)することが大事です。

決して安い買い物ではないと思うので、後悔しないためにも試奏は必ず行い、自分が吹きやすいと感じるものを選びましょう。また、プロの奏者、フルートの先生に相談するのもおすすめです。

個体差もあるので、ある程度モデルを絞ったら、同じモデルの楽器を3本ほど用意してもらって、そこから選ぶと尚良いと思います。(楽器店側が用意可能であれば)

購入した店舗で、保証やアフターサービスが充実しているかどうかも重要です。

アフターフォローなど、メンテナンスが充実しているお店を選ぶと、何かあった際に対応してもらえるので安心です。

ネットでフルート購入のメリットとデメリット

ネットで売っているフルートは、比較的定価よりお安いものが多いため、「ネットで買おうかなぁ」と思う人も少なくないと思います。

個人的意見ですが、私はネットでのフルート購入はオススメしません。

なぜなら、先ほど「大事」と言った試奏ができないからです!!

返品可能なサイトなら良いかもしれませんが、そんなショップはほとんどないと思います。

「合わなかったらもう一本買えばいい」という、お金に余裕のある方は別にいいと思います笑

ですが、後悔したくないのであれば、面倒でもどこか楽器店に足を運びましょう。

それでもどうしてもネットで購入したい場合は、信頼できるショップを選ぶことが重要です。公式サイトや大手通販サイトでの購入を検討し、購入前には口コミや評価を確認しましょう。

また、正規品であることを確認し、付属品や保証内容も詳細に確認してください。

中古フルートのメリットとデメリット

中古フルートのメリットは、コストを抑えつつ高品質なモデルを手に入れられることです。

一方で、前に使っていた人の癖がついていたり、状態があまり良くないものも出回っているので要注意です。

保証が付かない場合や修理費用がかかる可能性もあるため、信頼できる販売店から購入することをおすすめします。

その観点からも、やはりネット購入ではなく店舗で試奏して買うことをオススメします。

例えばドルチェ楽器さんなんかでは、年に何回か”中古フルートフェア”をおこなっているのでチェックしてみるといいと思います!

フルート初心者が陥りやすい失敗例

安価な楽器に飛びついてしまう失敗

初心者が陥りがちな失敗の一つが、極端に安価な楽器を選んでしまうことです。(A○azonなどにありますね)

一見お得に見える楽器でも、品質が低いため音が出にくかったり、すぐに壊れてしまうことがあります。その結果、上達を妨げ、結局新しい楽器を買い直す羽目になることも少なくありません

初心者向けの楽器でも、適正な価格帯があります。(やはり10万円前後かと…)

信頼できるブランドのモデルを選ぶことで、余計なトラブルを避けることができます。価格だけで判断せず、長期的な視点で選ぶことが重要です!

高すぎるモデルを選んで挫折する例

逆に、初心者が高級すぎるモデルを選んでしまうことは挫折の一因になりかねません。

高級なモデルは音色やデザインに優れているものの、鳴らすのにテクニックが必要だったり、重くて長時間練習できないなど、初心者には扱いが難しい場合があります。

初心者は、適度な価格帯で演奏しやすいモデルを選ぶのがベストです。上達に応じて、徐々に良い楽器に買い替えていくのが理想的なステップです。

メンテナンスを怠った結果のトラブル

フルートは毎回のお手入れや、定期的なメンテナンスが必要な楽器です。しかし、初心者の中にはその重要性を理解せず、手入れを怠ってしまう人もいます。その結果、音が出にくくなったり、キーが動かなくなるなどのトラブルが発生します。

逆に、無知な状態でキーオイルを差したり、シルバーポリッシュを使って磨いたり、余計に手を加えることで楽器に悪影響を与える場合もあります。

練習後のお手入れは確実にシンプルにおこない、そして年に数回、楽器店で調整を受けましょう。楽器を大切に扱うことで、良い状態を長く保つことができます。

まとめ

いかがでしたか?本記事では初心者が失敗しないための知識や、最適なフルート選びのポイントを解説しました。

フルートを始める際には、楽器の選び方からメンテナンスまで、多くのことを考える必要があります。

そして「長い目で見ること」が失敗しないために重要です。

自分に合った楽器を選び、無理せず楽しみながら練習を続けることで、フルートライフがより楽しいものになると思います。

フルートを始めたい人は、ぜひこの記事を参考にしてください!

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さとみ

最後までお読みいただきありがとうございました!
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