レッスンを受けるメリットとは。独学でフルートは上手くなる?
レッスンを受けることの意味や、大切さについて、新たな気づきがあったのでまとめてみます。
大前提として、音楽との付き合い方、フルートの楽しみ方は人それぞれなので、
「こうでなければならない」「こうあるべき」などと自分の考えを押し付けるつもりはないです。
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レッスンを受けるかどうかは本人の自由ですが、一つ言えるのは「上手な人のほとんどはレッスンを受けてきている」ということです。
私のブログを見ている人は「楽器が上手くなりたい」と思っている人が多いと思います。
「あの人はプロだから、才能があるから、上手」じゃなく、きちんとレッスンを受けてきたから上手くて、プロになれたという人がほとんどだと思います。
アマチュアの世界でも、上手な人って、レッスンを受けている人が多いのではないでしょうか。
では、なぜレッスンを受けたら上手くなるでしょうか。
レッスンを受けるメリット3つ
まず、レッスンを受けるメリットは色々ありますが、大きく3つあげてみるとこんな感じ。
1.先生の生の音を間近で聴ける
2.個別指導で効率がいい
3.考えに触れられる
1.先生の演奏を間近で聴ける
どれだけ口で説明されたり、教則本を読んだとしても、お手本演奏を1回聴くに勝るものはありません!
音以外にも息遣いや姿勢、目線、表情など、細かいところを五感で感じ取れるところはレッスンならでは。
確かにCDや演奏会などに行けば聴けるものでもりますが、それよりも近い距離で、自分だけに吹いてもらっているという時間はすごく貴重なもの。
CDや演奏会の演奏って、もう完璧という完全に近くて、わからないんですよね。私はよくレッスンで、「よくない例」を聞かせて、その後に「良い例」を聞かせます。
比べてもらうことで、理解しやすくなったりもします。こういう伝え方ができるも、レッスンならでは。
上手くなるには、上手い演奏を知るところからですよね!
2.個別指導で効率がいい
独学やグループレッスンと個別レッスンの大きな違いは、自分のレベルにあった進め方ができるかどうかです。
独学は決められたカリキュラムをなぞるしかないので、その人に足りない部分や、それを補う方法がわからないですよね。
また、独学では間違いを訂正してもらえないので、勘違いしたまま進んでしまうことがあります。人はなかなか、自分の間違いに気づかないですからね。その結果「変なクセ」がついて、なかなか直らないのが一番恐ろしいです。
グループレッスンは、「できない人」に合わせて進んでいくので、できる人はちょっと勿体無いかもしれません。(大手教室でグループレッスンをしている友人が言っていました)
より効率よく上達したいなら、直接「今の自分に必要な教えを受ける」ことが必要です。
「ここが足りないからこういう練習をしようね」などのアドバイスで、足りないところ補っていけるので、上達が早いのです。
3.考えに触れられる
レッスンは吹くだけ、音を聴くだけではなく、お話することも勉強の一つだと考えます。
プロのすごいところは「引き出しをたくさん持っている」というところです。
先生の経験談…失敗や成功も含めて、活躍しているフィールドの話など、自分とは住む世界が違う話を聞くことで視野が広がります。
先生が何十年も積み上げてきた経験を、レッスンで聞けるなんて効率良すぎますよね。笑
経験が豊富ということは、いろんな事例を知っていること。
なので、「自分だけの悩みだ」と思っていたことも、相談すれば解決法があっという間に導き出されることもあります。
過去、先生に”調子が悪い時の立て直し方”を聞いたことがあります。抽象的な質問をしてしまいましたが、それだけで答えが5つほど返ってきた時は驚きました。
悩みがあるならさっさとレッスンで質問して解決して、もっとレベルの高いことに取り組むのに時間を使いましょう!
私がレッスンを受け続ける理由
私が思う「レッスンを受けるメリット」を挙げたところで、じゃあ、私がなぜレッスンを受け続けるかをまとめたいと思います。
1.価値観のアップデート
さっき述べた「レッスンを受ける色々なメリット」は、総合すると全て自分の中にないものを提供してもらえること。
価値観のアップデートといったところでしょうか。
その中には、思ってもいなかったことを指摘され、ショックを受けたり、自分の未熟さにイヤになったり、辞めたくなることもあります。
人は何もしなければどんどん殻にこもります。変わろうとすると、それに抵抗するようにそのままの自分をキープしようとする。
だから、ダイエットや運動など、新しい習慣はなかなか身につかない、ということを聞いたことがある人もいると思います。
それを分かっているから、これまで師匠は私の硬い硬い殻を破るために、ガンガン叩いて割って、もっと上のステージに引っ張り上げようとしてくれたのではないか。ということに気づいたのです。
「今のままじゃダメだよ」って、何回も言われてきましたが、その意味に気づいたのは大人になってからでした。笑
上手くなりたい!変りたい!という場合は、ときには傷つくこともあります。
その覚悟で衝撃を受ける必要があるのかもしれない。(…なので、厳しかった師匠に対して、とても感謝の念が湧いたのです。笑)
それはそうですよね。上手くなりたいなら、「これでOK」と思い込んでいる概念を、毎回毎回打ち砕いていかないと
次のステップにはいけないのだから。
2.納得するレベルまで上手くなって人生を終えたい 笑
すごいタイトルになりましたが。笑
人生って、短いですよね。終えるときに「あー、もうちょっと頑張れたんじゃないかな…」とか
「あんなこともできるようになりたかったな…」と思うのではなく、
納得して、終えたいんですよね。せっかく今世でフルートに出会ったんですから!
まとめ
「早く上手くなりたい。」それを願っている人は多いですよね。
苦労や、自分で悩む時間も大事ですが、なるべくショートカットしたいですよね。
(それに、苦労や悩みは、レッスンを受けたからって”しない”わけではありません。でも「ちょっとマシ」になります。)
限りある時間を大切にする。そのために、ここまで述べてきた、
- 自分だけのアドバイスをもらう
- 自分より先を行っている人の考えや音に触れる
- 価値観をアップデートする
これらが必要なことだと思うのです。
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少しでもこの文章が響いたら嬉しいです…!
ちょっと堅苦しい文章になってしまいましたが、もっとプロを頼って欲しいなと思います!私たち楽器の講師はみなさんのお役に立ちたいと常に思っています!
私も、対面教室だけでなくオンラインもやっているので、(全然厳しいレッスンとかではないですよw)お気軽にご相談くださいね♩
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